インプラント治療後のこと

インプラント治療を行った後にどのようなことを行うのか、説明していきます。通常、健康な方であれば、手術をして当日には帰宅できますし、入院の必要はありません。また、手術後は数日間だけ安静にしていただければ、日常と変わりない生活をしていただいて全く問題ないでしょう。

しかし、インプラント治療は外科的な手術なので、注意すべき点もいくつかあります。手術後は、痛みを和らげるための痛み止めや、細菌の感染から身を守るための抗生物質が処方されることがほとんどです。手術中は麻酔によって痛みをほとんど感じませんが、麻酔が切れ始めてきた場合、痛みを感じることがほとんどです。痛み止めの量は医師によって調節されますが、不安な方は医師と相談してみましょう。また、当たり前のことですが、処方された薬は処方された通りに飲むことが大切です。決められた飲み方や時間、容量がありますので、医師の指示に基づいて薬を飲みましょう。

手術当日ですが、入浴は控えることが推奨されています。入浴によって血液の循環が良くなると、再び出血してくる可能性も考えられるからです。通常、シャワー程度でしたら問題ありませんが、念のために入浴は手術翌日からにしましょう。

手術後、3日から4日前後をピークとして、インプラント治療をした部位が腫れてしまうことがあります。これは治療を受けたほとんどの方が経験することなので、心配いりません。手術後24時間程度は唾液に血が混じっていることがありますが、ガーゼを噛んでいれば出血もとまってきます。しかし、あまりにも長く出血が続く場合や、心配な方は、医師に相談することをおすすめします。自己判断は避けましょう。

また、気をつけていただきたいのがうがいです。強くうがいをすることで傷口が開いてしまったり、再び出血が始まってしまうことがあります。最後に、煙草を吸う方は、最低2週間は禁煙することが必要です。お酒を飲むのも同様に、手術から2週間程度は控えることが大切です。

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